たかがお散歩、されどお散歩
8〜12ヶ月齢児は動きたい盛り。よほど天気や体調が悪くなかったら毎日でもお散歩に連れて行ってあげましょ
う。私は午前、午後一時間ぐらいづつを目安にお散歩していました。近所を散歩したり、池のカメに餌をあげた
り、犬や電車を見に行ったり、図書館に行ったり。毎日、今日はどこ行こうと考えるのが楽しみでした。その間、
ずっとおしゃべりするんです。見えること、感じることどんなことでも言葉にして。8〜12ヶ月齢児はもちろん
会話はできません。だからといって言葉が分からないわけではないんです。しっかり聞いて、理解しています。
赤ちゃんはお腹の中で聞いていたママの声が大好きです。その声で話しかけられることで心から安心します。そ
れは、どんな早期教育も及ばないママと赤ちゃんだけの素晴らしい世界です。英語や漢字を教えたり、フラッシ
ュカードを見せたりしてママが先生になってしまったらママはその子に成果を求めるようになってしまいます。
私はそれは一種の虐待だと思うんです。この時期はただただ愛してあげればいいんです。たかがお散歩。されど
お散歩。ママの全ての時間を赤ちゃんだけに捧げる無償の愛の形なんて言ったら大げさかな?近くの八百屋だっ
ていいじゃない、二人で色んな所に行って色んな人と出会って、たくさんおしゃべりして。そうやって一日が過
ごせたらそれだけで最高の育児だと私は思いますよ。