子育て 悩み

頑張れ!かぎっ子

我が子の入学を機に仕事に出るママも多いことでしょう。さあ、小学生という新しいスタートと同時にかぎっ子となる子供たち。親としてまず自分の身は自分で守る術を教えないといけません。

  1. 1.玄関を入るときは必ず「ただいま!」という。
  2. 2.玄関の鍵は必ず施錠する。
  3. 3.帰ったらパパかママの携帯に電話かメールをする。
  4. 4.呼び鈴がなっても出ない。
  5. 5.親からの電話は合図を決める(2回呼んでから切るなど)それ以外の電話には出ない。
  6. 6.火は使わない。など決めたら入学前に練習させておきます。

 

次に子供が安心できる工夫を考えます。毎日手紙を書いておいたり(伝言掲示板などあると便利)、子供から帰ったという連絡があったら一声でも声を聞かせてあげたり、おやつをいつも同じ場所に用意しておいたり。

 

そして帰ったら「えらかったね。お留守番ありがとう。」とねぎらいと感謝の言葉をかけてあげると、自分の存在が役に立っていると感じて徐々にしっかりしてゆくでしょう。初めは寂しくて何度も連絡するかもしれません、親の都合で急に大人になれなどという方が無

理な話。面倒でもしばらく付き合ってあげてください。

 

2年生になるとぐんと貫禄も出てきてお米ぐらいは洗っておいてくれるでしょう。ただ、2年生ともなると溜まり場になってしまうことがあるので友達をよぶ際の約束事を決めておいた方がよいでしょう。

登校前こそのんびりと

どの家庭でも登校前は戦場と化します。どうしても急かして準備させ、叱りながら学校へ送り出す毎日になってしまいがち。でもできれば笑顔で送り出してあげたいものです。叱られながら送り出され注意散漫になった子は思わぬ事故に巻き込まれかねませんからね。そこで寝る時間を1時間繰り上げその分朝早く起こしてみたらどうでしょう。

 

1、2年生のうちから練習すれば習慣づけることができるでしょう。予め朝にすることを紙に書かせて貼っておいて時計を見ながら準備させます。(時計は2年生で学習)1、2年生ならたいがいのことは自分でできます。親がやってしまうと頼る癖がつくので余計腹が立ちますよ。慣れるまでママも辛抱、辛抱。

 

そのうち左団扇で見物できる日が来るでしょう。また朝は頭が一番冴えている時間。その内の10分を宿題チェックや百ます計算(かかっても5分)漢字プリントなどにあててみてください。授業の集中力ががぜん違ってきます。塾にいかなくても1、2年生なら朝のこの時間を活用するだけで十分力がつきます。

 

着替え、朝食、洗顔、お手伝いなどをしても登校前に少しゆっくりする時間が確保できるでしょう。毎日必死の1、2年生には登校前にこそのんびりさせてあげたいものです。一日の始まりはやっぱり笑顔がいいですよね。嫌いな体育があったって、友達とケンカ中だって笑顔で送り出してもらうだけでどうにかなりそうな気がしてきますもの。

お手伝いは生きる力

1、2年生のうちに色んな仕込みをしておくことは子育ての大切なポイントです。何事も始めが肝心。朝の布団たたみ(ベッドメイキング)、食後の食器洗い、衣類の収納は最低限自分でさせましょう。最初は面倒くさがりますが1、2年生ならまだまだママの口車でうまく丸めこめることが出来るでしょう。

 

それにもう一つ家族のためになるお手伝いを親子で決めます。お風呂洗いや、玄関掃除、廊下はき等毎日できるものなら何でもいいんです。もしそれを1ヶ月頑張ったら(何度かサボっても許してあげて)お小遣いをあげるという約束をしてあげましょう。お金でやらせるのに抵抗があるかもしれませんが、これも社会勉強。

 

1、2年生はお金は簡単に手に入るものではないということを身をもって教えなくてはいけない時期なんです。きちんとやれた日はどうか心から感謝の気持ちを伝えてあげてください。誰かの役に立てたという経験は継続できるパワーを授けてくれます。忙しさにかまけてこの1、2年生の時期にこういった家庭教育をなおざりにすると、後々苦労することになってしまいます。

 

家族のためのお手伝いは5分で出来るようなもので十分。いくら忙しくても5分なら捻出できるでしょ。継続する力は自信に繋がり学習やスポーツにも必ず生きてきます。子育ては料理と一緒です。小さなひと手間が最後に大きな違いになって現れます。お手伝いは生きる力を養います。親は一生面倒見てあげられないですものね。

ゆっくりだけど成長してるよ

入学式には様々な光景があります。うろうろする子、けんかをする子、下を向いて動かない子、泣く子、笑う子。見ている親はこんなんで6年間やっていけるのかと不安になったり、悩んだり。入学しても1、2年生の時期はクラスも、あっちでけんか、こっちで号泣、そっちでいたずらとなかなかまとまりません。

 

まだ幼児期の習慣が抜けないんですね。でも、2年生も後半になると次第に落ち着き3年生になる頃には入学当時が信じられぬほどしっかりするようになります。入学式に会場にさえ入ることが出来ず校庭の隅っこで入学式を迎えた子が、卒業式に児童代表で答辞を堂々と読む姿を見たときの感動は今でも忘れられません。これが子育ての醍醐味なんですね。

 

1、2年生の親は子供の幼い姿に心細さを感じるでしょう。子供の成長は実にゆっくりで毎日見ているとなかなか分かりにくいものですからね。1、2年生の字はミミズのようにひょろひょろ、計算は果てしなく遅い、本読みはまるでお経。確かに不安材料はそこら中にあるでしょう。そんなときは保育園や幼稚園の運動会やお遊戯会などのビデオを家族で見てみて下さい。

 

その成長ぶりに驚くことでしょう。だって赤ちゃんだった子が今やランドセルを背負って自分の足で学校に通っているんですから。時には子供を信じて待つことも子育てには大切なのかもしれませんね。いつかは親元を離れてしまうんですもの。今をたんと楽しみましょうよ。

野菜嫌いは、畑にお任せ

小学校に入ると給食が待っています。楽しみな子もいれば憂鬱という子もいるでしょう。最近特に多いのが野菜嫌いの子です。匂いのきついピーマン、にんじん、たまねぎは見向きもされない位です。野菜は栄養が高いだけでなく食品に含まれ健康に良くないとされる添加物などを体の外に出してくれる効果もあります。

 

そうはいって根っからの野菜嫌いだと1、2年生でもなかなか口にしてくれません。そんな野菜嫌いには畑仕事が一番。まずお庭のはじっこにでも小さな畑を親子で作ってみてください。1、2年生ならクワぐらい使えます。(大きくて深めのプランターでも代用可能)あとは野菜用の土と腐葉土を入れて耕し、野菜の苗を植えてその成長を楽しむだけ。

 

ピーマンは驚くほど長く収穫できるし、にんじんは抜くのが嫌になるほどかわいらしい葉っぱが見みらるし、たまねぎは玉の成長ぶりに目が飛び出る程驚きます。とにかく野菜作りは感動がいっぱい詰まった作業なんです。ですから子供にとっても思い入れがありそれが食卓にのったときの誇らしさは格別です。

 

「今日のご飯は〜君が作った野菜で作ったんだよ。おいしいね。助かっちゃったわ。」なんて言われたら食べずにいられるでしょうか?そこで子供は初めて気が付くんです。自分は命を食べてるって。野菜嫌いが嘘のように野菜を食べ出す子結構多いですよ。案外ママの方がはまったりしてね。

勉強好きはリビング次第

勉強は楽しいというイメージを植えつけるには1、2年生の時期がベストです。相手は子供なので無理に押し付ければ逆効果間違いなし。それならば勉強したいという環境を作ればいいんです。リビングにさりげなく辞書や図鑑や地図帳などを置いて準備完了。あとはパパとママの腕次第です。

 

天気予報を見ながら「宵の口って何ですか?漢字博士。」サスペンスを見ながら「鬼怒川温泉て何県にあるんですか?地理博士。」そのへんの虫を捕まえて「この虫は何ていう虫ですか?昆虫博士。」ってな感じで下出に出ながら手のひらで転がしてあげるんです。

クイズ番組を見ながら親子で勝負っていうのも楽しいですね。

 

辞書の使い方は3年生の国語で習います。でもひき方さえ教えてあげれば1、2年生でも十分使いこなします。調べたページに付箋を貼ってゆく学習方法が今注目されていますが、子供のやる気を引き出す面白い方法です。何かを初めて知ったとき、実際に役に立っていると感じたとき、子供は勉強が楽しいと思えるようになります。

 

勉強部屋でなくリビングというのが味噌なんです。1、2年生の内にこうやって家族で過ごす時間を持っていれば、大きくなっても部屋にこもりっきりになったりしません。ただリビングに百科事典をずらっと並べられたら子供は圧迫感を覚えます。子供の興味に応じて色んな図鑑を少しづつそろえることが肝心です。決して親の欲目で突っ走らぬようご注意下さい。

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